通常国会が16日に閉会しました。コロナ対策、問題山積のオリンピックへの対応はどうするのか。政府・与党は、野党が求めた会期延長に応じませんでした。ところが翌日には、緊急事態宣言の解除について、衆参で議院運営委員会での質疑が行われました。なぜ閉会したのでしょうか。
さらに、閉会の一方で、徹夜国会まで行って、問題点が次つぎ明らかになった土地利用規制法案を強行しました。会期延長はせずに、自分たちの通したい法案はどんな方法を使っても押し通す。法案の中身も、やり方も許すわけにはいきません。
この国会は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年を迎えるなかで審議が行われました。4月13日には、汚染水の海洋放出決定が強行されましたが、決定後も、福島県内の地方議会では決定の撤回などを求める意見書が次つぎと可決され、東北各地で反対の声が広がっています。高橋千鶴子議員を先頭に、各地でこの問題での懇談を行う予定です。
閉会後、高橋衆院議員、ふなやま由美比例候補と国会報告を行い、紙智子参院議員、はたやま和也前衆院議員とも街頭から訴えました。
「オリンピックよりコロナ対策に集中してほしい」など、菅政権への怒りと党への期待を感じます。その声に応えて、総選挙で政治を変える。勝利にむけて力を尽くしたいと思います。
しんぶん赤旗コラム