北海道コラム

2020.11.23 北海道コラム

無責任な政府の無策

 新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、医師会や野党が求め続けてきたGoToトラベルの見直しを、政府がようやく決めました。しかし、実施時期や対象地域など、その決定にさらに時間がかかるようです。あまりにも遅すぎます。
 今後の感染見通しを聞かれた西村大臣が「神のみぞ知る」と発言し、菅首相が提唱したのが「静かなマスク会食」。ツイッターでは「#政府の無策に抗議します」「#日本のコロナは自民党の人災」といったハッシュタグのついたツイートが拡散されるなど、政府の無責任さと無策ぶりに怒りが広がっています。
 先日、相談員として参加した学生・若者向けのフードバンクには200人近くの方が参加し、「アルバイトのシフトが減って、親に負担をかけているのが申し訳ない」などの声が相次ぎました。
 商店街を回ると、「1000円しか売り上げのない日もある。それでも商品は準備が必要で廃棄が続いている。持続化給付金がもう一回あったら」というお菓子屋さんなど、「このままでは年を越せない」という悲鳴が寄せられました。
 この声を政府に届け、支援策の継続と拡充をさらに厳しく迫るとともに、困ったことがあったら日本共産党に相談してほしいと広げなくてはと思っています。
 来るべき解散・総選挙でめざす政権交代は、次がだめならその次、それでもだめなら次でもいいというわけにはいかない、切迫した問題です。政権交代でいのちとくらしを守る政治の実現を。