北海道コラム

大軍拡よりくらしに予算を

2025.10.27 国会かけある記

 いよいよ臨時国会が始まりました。高市氏が首相に選ばれたものの、参議院では決選投票となり、過半数に満たなかった1回目の票にわずか2票の上乗せにしかなりませんでした。
 24日には高市首相の所信表明演説が行われました。自民党議員が懸命に拍手する一方、連立した維新の会の議員席はシーンとして拍手もまばら。
 自民党が総裁選や数合わせに明けくれている間にも、物価高で暮らしはますます大変になっているのに、高市首相は給付金はやらないと言い、消費税に一言も触れませんでした。参議院選挙で消費税減税を訴えた議員が多いはずなのに、共産党が「消費税について議論を」と求めてものらりくらり。
 今こそ、消費税減税を求める声を広げて高市政権に迫っていきたい。国民には消費税を押し付ける一方、大企業には減税。不公平な税制そのものを見直すときです。
 首相は、来日するトランプ大統領へのお土産とばかりに、5年間で43兆円という大軍拡を前倒しで今年度中に行うと表明しました。さらにくらしの予算を削ろうというのでしょうか。
 悪政の突破口として、議員定数削減をこの臨時国会でやるといいます。先日、定数削減反対の街頭宣伝を行いましたが、署名も始まっています。国会でも党派を超えて、国民のみなさんとも力を合わせていきたいと思います。