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2025.12.05 その他

灯油代命にかかわる 寒冷地支援を要求/北方領土館初の予算化 老朽化 建て替え費も検討(沖北地方特)

日本共産党の岩渕友議員は、5日の参院沖縄北方・地方特別委員会で、灯油価格が高止まりしているとして、北海道や東北など寒冷地への灯油代の支援を手厚くするよう求めました。

 岩渕氏は、11月の北海道地域灯油意見交換会で、「灯油価格は命や健康にかかわる。補助金などの支援継続が必要」との声があがったと紹介。灯油代の支援状況をただしました。資源エネルギー庁の和久田肇資源・燃料部長は、1リットルあたり5円の定額補助制度と、自治体向けの重点支援地方交付金での支援があると答弁。総務省の橋本憲次郎審議官は、自治体の生活困窮者への灯油の購入助成に、国が補助する特別交付税措置があると答えました。

 岩渕氏は、定額補助制度は来年3月末までの支援だとして同制度の継続を要求。また、特別交付税を活用し生活困窮者の灯油購入費を補助する「福祉灯油」に取り組む自治体はあるものの、国の補助が2分の1までのため、「財政状況が厳しく、さらなる国の支援がなければ取り組めない」との声があがっていると述べました。

 岩渕氏は総務省の家計調査を示し、1世帯あたりの年間灯油代(2022~24年平均)は最も高い青森市で9万1093円、最も少ない東京都区部で1996円だと指摘。「約46倍の差があり、寒冷地の負担が重すぎる」と主張しました。

 黄川田仁志沖縄・北方担当相は「重点支援地方交付金をかなり拡充した」などと答弁。岩渕氏は不十分だと述べ、物価高のもと灯油注文の減少を指摘する事業者の声も紹介し、住民が寒くても暖房を我慢することがないよう、支援のあり方の検討を求めました。


 日本共産党の岩渕友議員は参院沖縄北方・地方特別委員会(5日)で、北海道標津(しべつ)町にある北方領土館の老朽化対策を求めました。

 北方領土館は「北方領土」隣接地域にある返還運動啓発施設の一つ。老朽化が著しく、日本共産党の紙智子前参院議員が2023年に参院ODA沖縄北方問題特別委員会で改築や修繕を初めて要求。今年3月の紙議員の再質問に内閣府が、新たに調査研究費を予算計上し検討していくと答弁していました。

 岩渕氏は、その後の具体的な予算化について、4月に発足した有識者会議の検討状況と26年度概算要求について質問。内閣府の三浦健太郎北方対策本部審議官は、同会議の中間とりまとめ素案に「特に老朽化が著しいことから、建て替えに向け新たな施設の基本構想・基本計画の検討、策定のための経費を概算要求に盛り込んだと記述された」と説明し、「概算要求で2000万円を、基本構想・基本計画策定に必要な経費として要求した」と答弁しました。

 岩渕氏は、初めての予算化は地元でも歓迎されている一方、財政負担への懸念の声があると指摘。地元の要望をよく聞き、国策であり基本的に国が財政措置すべきだと要求しました。

 黄川田仁志北方担当相は「建て替え費用についても検討する。地元のみなさんの意見を聞くことが必要だというのはその通りで、地元関係団体と連携、協力していく」と答弁しました。

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