11月22日、福島県沖を震源とする震度5弱の地震が発生しました。津波警報が出され、東日本大震災を思い出し不安が広がりました。さらには、東京電力福島第二原発の使用済み核燃料の貯蔵プールの冷却が1時間半にわたって停止し、福島第一原発事故を思い起こさせる事態に緊張が走りました。東京電力が冷却停止を関係自治体にファックスで知らせたのは55分後、避難の周知に必要な報道機関への連絡は2時間後でした。冷却停止の原因について、プールから汚染水が漏れたことが原因だったことを当日には分かっていたにもかかわらず、東京電力がこの事実を公表したのは2日後でした。12月1日、経済産業委員会でこの問題を取り上げ、世耕大臣に改善を指導するよう迫りました。同じ過ちを二度と繰り返してはなりません。原発ゼロを一刻も早く実現しなくてはと改めて決意しています。
安倍政権は国民にその中身が知られて反対の声が大きくなる前に数の力で強行してしまえと、衆議院でTPP、年金カット法案、そしてカジノ解禁推進法案を強行し、これらの法案を通すために国会会期延長しました。とんでもありません。安倍政権の暴走に慢心の怒りを込めて抗議するものです。参議院での徹底論戦で廃案に追い込むために全力を尽くすとともに、総選挙の勝利で安倍政権を退陣に追い込まなくては!
しんぶん赤旗 北海道・東北のページ 12月4日掲載