しんぶん赤旗コラム

災害 心折れぬ支援を

2022年8月24日
 大雨被害が続いています。高橋千鶴子衆院議員を先頭に東北各地で被害の実態をつかみ、北海道では紙智子参院議員が農業被害を調査しています。
 私も宮城、山形、秋田、福島で話をうかがってきました。7年間に3度の被害にあった宮城県大崎市のように、短期間に繰り返し被害が発生しています。河川の改修が進められていますが、その進捗(しんちょく)を上回る頻度や規模で災害が起きています。
す。

2022年8月、秋田

 秋田県三種(みたね)町のように、「10日に被害が出て片付けていたのに、13日にまた被害」と今回の大雨で何度も被害にあっているところもあります。
「田んぼも浸水し、今年の作柄は期待できない。このままでは地域がだめになる」という訴えも寄せられました。高齢化も深刻です。
「この年だし、お金をかけて畳を入れなくても板を敷いておけば十分」、こう話してくれた方もいたと聞きました。
 胸が痛むとともに、安心して生活を再建できる支援、重なる災害に心が折れない十分な支援が求められています。現地のみなさんとも連携しながら国に対策を求めていきます。
 災害への緊急支援も含め、国会審議が必要な問題が山積みです。閉会中審査は衆議院の厚生労働委員会で数時間、「国葬」問題では総理が出席できない日程での審議にしようとするなど、政府は国民にまともに説明しようとしていません。徹底審議を求める声を上げていきましょう。