9月15日、畠山和也衆院議員、道議団、岩内町議団をはじめとしたみなさんと泊原発の視察を行いました。再稼働にむけた審査が「大詰め」と言われています。8月に行った国政報告会・懇談会でも、「調査に行ってほしい」と要望をいただいていました。
これまで見てきたのは事故を起こした福島第一原発。当然ですがあまりにも違います。原発が事故を起こすということがどれほど恐ろしいことか。
安全対策にこれまで2000億円前半というお金がつぎ込まれ、これからも膨らんでいきます。再稼働しないわけにはいかない、採算があわない、ますます再稼働に突き進んでいくことになります。どんなに安全対策を行っても大丈夫とは言えません。安全神話を繰り返さないということが福島の原発事故の教訓だったのではないでしょうか。
仁木町の佐藤聖一郎町長と懇談し、町民のみなさんからも話をうかがいました。高齢者の方や障がいのある方などの避難をどうするのか。福島の経験から避難所を何ヵ所も移動することになれば大きな負担になることが心配だなど、不安や怒りの声が出されました。国も北電も知事も道民の声に真摯に耳を傾けるべきです。
再稼働反対の運動が広がる中で札幌での説明会が初めて行われました。しかし、道民の不安にこたえる中身にはなっていません。みなさんと力をあわせて再稼働を許さないたたかいを大きく広げるとともに、国会論戦でも追求していきます。初めての臨時国会がいよいよ始まります。
「国会かけある記」(北海道・民報 9月25日掲載)