北海道コラム

2017.08.28 北海道コラム

被災地での歴史的母親大会

 岩手県盛岡市で開催された第63回日本母親大会に参加しました。道内各地から参加されたみなさんともお会いし、交流することができました。
 歴史的な大会になったと思います。来賓として達増拓也岩手県知事と谷藤裕明盛岡市長が参加。知事と市長が一緒に参加するのは、大会史上初とのこと。会場が大いに沸きました。また、実行委員長はJA岩手県女性組織協議会会長です。2015年の県知事選挙で、野党が共闘して達増知事を誕生させ、その後も発展してきた市民と野党の共闘が新しい変化をつくっていることに胸が躍りました。

 東日本大震災後、東北で初めて開催されることになった大会。岩手、宮城、福島の三県で被災地をめぐる分科会が行われました。大震災から6年5ヵ月経った被災地の現状を知ってもらう貴重な機会になりました。大会の様子は地元紙が見開きで紹介しました。
 私にとって岩手県での日本母親大会は二回目。前回は1988年の第34回大会です。小学生だった私は母と一緒に参加しました。といっても、暑かったことぐらいしか思い出せないのですが。今回母は参加できませんでしたが、親子で参加される方々も多くいらっしゃいました。母親大会は原水爆禁止が原点です。草の根で運動が続けられ、次の若い世代につながっています。その努力に思いを馳せながら、核兵器禁止条約にサインする政府をつくらなくてはと改めて決意しました。