2022.05.16

真に中小業者・庶民の幸福を目指して奮闘する議員さんはどうしても必要  岩手県一関民主商工会 事務局長・山口伸

中小業者の困難に心を寄せて―素晴らしい行動力と論戦力に励まされています

全国各地の民商のみなさんと

 それは全く突然のことでした。忘れもしない2017年5月、一関民商の事務所に1本の電話がかかってきました。「会員さんかな」と軽い気持ちで受話器を取ると、「日本共産党参議院議員の岩渕友と申します」と元気のよい声が聞こえてきました。それまで私は友さんに直接お会いしたこともなく、奮闘されている様子を新聞等で見て、励まされるのみだったのですが、まさかのご本人からの電話にただただ驚き、「なぜ岩渕議員がうちに電話を?」と聞いてしまったのでした。友さんは、「中小企業・小規模事業者を金融面で支えている信用保証制度とセーフティネット保証制度が改悪されようとしています。この問題について、現場でたたかっている皆さんの『生きた声』をお聞きしたいのです。一関の事務所にお邪魔して、お話をうかがってよろしいですか?」と。
 私たちはこのことに再び驚きつつ、快諾したのでした。それから1週間後、友さんは一関市まではるばるお越しになり、狭い事務所の中で業者における資金繰りの実態や、市内中小業者が減少していることなど、厳しい実情にしっかりと耳を傾け、ペンを走らせていました。
 2時間ほどの意見交換はあっという間に過ぎ、友さんを見送ってから僅か数日後、友さんより「教えていただいた話をもとに、中小企業金融を守るため、国会で質問します。ぜひ見ていてください」と連絡が。「中小業者の声が、苦しい日常が、こんなにもスピーディーに国会に届くなんて!」と私たちは大いに感激し、皆で集まって参議院のインターネット中継を拝見しました。友さんが、一関民商が提供した資料を示し、政府に金融支援の充実を迫る姿に、胸を打たれたことを思い出します。その数ヵ月後、全商連の夏期研究集会にて訪れた高崎市にて、友さんと再会し、「被災地の復興と庶民の幸福実現」について熱く語り合ったのも、とても良い思い出になっています。

 こうした経緯もあり、われら一関民商では友さんに対する信頼はすさまじいものになり、要求運動を進めている中で、何か壁にぶち当たると、会員さん・役員さんから「友さんに相談してみよう!」との声が上がるようになりました。
 友さんと一関民商とで取り組んだ問題は数多くありますが、直近では、国税当局が震災時に創設された「中小企業等グループ補助金」に間違ったやり方で課税しようとし、これをはね返した事例(2018年)、中小企業庁による「小規模事業者持続化補助金」について、審査事務局が基準を機械的に運用し、複数の採択者が補助金を減額されそうになったとき、これをはね返して全額給付を実現した事例(2020年)など、枚挙に暇がありません。

 つい先日には、2022年3月16日に発生した福島県沖地震によって被災し、各種補助金の申請が困難になった会員のこと、また事業復活支援金の審査にかかる問題点について相談したところ、友さんはすぐさまそのことを政策化し、国会で取り上げてくださいました。こちらも民商の皆が揃って、インターネットで質問を視聴したのですが、政府から「被災事業者には柔軟に対応する」「支援金の審査については改善を図る」との回答を引き出したとき、「さすが、友さん!」との声が上がりました。
友さんとの交流、そして共闘が深まる中で、会員の中小業者にあっては、国政への関心が一層高まるとともに、「友さんが国会で頑張っているのだから、俺たちは現場で全力を尽くすんだ」「こんな社会、変えなくちゃダメなんだ」という気概が生まれています。これは本当に心強く、素晴らしいことだと感じています。

 コロナ禍が長期化し、侵略戦争まで勃発する情勢の下で、友さんのような、真に中小業者・庶民の幸福を目指して奮闘する議員さんは、どうしても必要です。絶対に、国会に居て頂かねばなりません。私たち中小業者は、友さんの再選を願い、そのために全力を尽くす覚悟を固めています。これからも、一緒に頑張りましょう!そして、くれぐれもお体は大切に!