しんぶん赤旗コラム

心が折れないように

2022年4月2日
 3月16日の深夜、福島県沖で発生した最大震度6強の地震から2週間余り。30日に、高橋千鶴子衆院議員、紙智子参院議員と防災大臣への申し入れしました。それぞれが現地に行き、地方議員や支部のみなさんと被害の実態の調査を行ってきました。

2022年3月、二之湯智・防災担当大臣への申し入れ(左から高橋千鶴子衆院議員、小池晃参院議員、右端に紙智子参院議員)

 東日本大震災と2019年秋の台風19号、昨年2月の地震に続く今回の地震。度重なる災害によって、住家など建物も「累積疲労」ともいえる状況で、「東日本大震災でも壊れなかった家に被害があった」という方もいらっしゃいます。
 東北新幹線や阿武隈急行、道路や橋の被害も大きく、復旧が急がれます。さらにコロナ禍が復旧や生活と生業(なりわい)の再建に大きな影響を及ぼしています。心が折れることのないよう手厚く迅速な支援を求めました。
 東京の桜は満開となり、春の花を目にする機会も多くなりました。春の訪れを喜びたい思いと裏腹に、もやもやした思いも。ロシアによるウクライナ侵略が激化し、灰色の街、子どもや女性たちが傷ついている姿に胸が締め付けられます。
 一方で、ウクライナへの支援が広がっています。先日、全国から寄せられた支援募金をユニセフにお届けしてきました。「何かしたい」という思いがあふれていることに胸が熱くなります。世界は侵略を許しません。この思いと連帯して侵略を終わらせるため、私も声をあげ続けたい。