「安倍政権を倒してほしい」
衆院法務委員会で「共謀罪」法案が強行採決された直後、札幌駅前で畠山和也衆院議員と訴えているとこんな声がかかりました。国民のなかに怒りが広がっていることを強く感じています。
世論調査では、共謀罪について「審議の進め方がよくない」「衆議院での審議は不十分」と答えた方が6割にのぼります。
ところが1日、安倍晋三首相はラジオ番組の収録で「不安を広げるための議論を延々としている」と述べました。参院での審議が始まったばかりだというのに、国民の声をまったく聞かない姿勢があらわになっています。
政府は、「共謀罪は人権を制約する」と国連が懸念を示していることにまったく答えないという異常な態度をとっています。
参議院の論戦で、組織的犯罪集団が環境保護団体などを隠れみのにしている場合は「共謀罪」の適用対象になると答弁するなど、「隠れみの」かを調べるために一般人が広く監視対象となる危険が明らかになっています。
廃案を求める集会やデモが北海道・東北各地で大きく広がっています。原発再稼働反対!安保法制反対!など、政府は声をあげる市民が広がることをおそれているからこそ「共謀罪」を強行しようとしています。民主主義を求める流れは止めることはできないということを、市民と野党のたたかいで示そうではありませんか。私も全力でがんばります。