しんぶん赤旗コラム

ぐっと深まった共闘

 日本共産党第28回大会の熱気が冷めないまま、通常国会に突入しました。 
 開会日、党大会であいさついただいた嘉田由紀子代表にお礼をいうと、「すごく活気のある大会でしたね。共産党さんは草の根で活動されていることがよくわかります。中村喜四郎さんがあいさつしたのは驚いたわ」と返ってきました。
 綱領改定案の感想を寄せてくれた国民民主党の木戸口英司議員にもお礼を言うと、「まさか私の感想が『赤旗』の一面に紹介されるとは。お互いの違いを認め合いながら力を合わせていくことが大切ですね」と言われました。
 大会期間中にも野党共闘がぐっと深まったことを感じます。通常国会の冒頭、野党は衆議院に「カジノ廃止法案」を共同提出しました。共闘は、通常国会でもさっそく力を発揮しています。
 一方、安倍政権は悪くなるばかり。どの問題でも説明責任を果たすどころか、まともに答えません。施政方針演説ではオリンピックを連呼。「復興五輪」に言及したところでは、議場から「被災者はどうなっているんだ!」と声が飛びました。被災者の実態について一言も触れることができず、実際には国によって被災地・被災者の切り捨てが進められています。
 市民と野党の共闘で安倍政権を追い詰め、ウソやごまかしだらけの政治を終わりにする、新しい政治への展望を切り開く国会へ。私も全力を尽くします。