北海道コラム

2016.10.17 北海道コラム

あきらめずに声を・たたかい続けること

嬉しいニュースが飛び込んできました。16日投開票で行われた新潟県知事選挙で、「柏崎刈羽原発の再稼働ストップ!」「TPPから新潟の農業を守る」と訴えた米山隆一さんが勝利しました。「再稼働は認めない!」という新潟県民の審判が下された結果です。鹿児島県で川内原発の停止を求める知事が誕生したのに続く勝利。市民と野党の共闘が発展していることを示す結果でもあったのではないでしょうか。

同日、「僕たちがつくる原発ゼロ 福島若者ミーティング」というイベントに招かれました。福島県内はもちろん、全国で集められた「こんな社会になってほしい」という若者たちのメッセージを、先の参議院選挙で勝利した増子輝彦議員と一緒に受け取りました。

「仮設避難所で会ったおばあちゃんの言葉、顔が忘れられません。1度の事故であたり前の生活が全部崩れるのが原発事故やと思いました。もう2度とだれかのあたり前の生活を壊さないで!!」「福島の事故は終わってない!わたしたちの未来に原発はいらない。未来はわたしたちが決める!」。

福島の原発事故をきっかけに、自分たちはどんな社会や未来をつくるのか、国民の運動は原発ゼロだけではなくあらゆる分野で広がり、安保法制反対という空前の規模のたたかい、参議院選挙での野党共闘につながりました。あきらめずに声をあげ続ける、たたかい続ける、そしてみんなと力を合わせる。この国民の力が新しい社会、未来を切り開く力なのだと改めて思っています。

「国会かけある記」(北海道・民報 10月17日掲載)