北海道コラム

2016.11.07 北海道コラム

強行採決の暴挙は認められない

11月4日、衆院TPP特別委員会で承認案・関連法案について自民・公明の与党と日本維新の会が反対の声を押し切って採決を強行しました。与党から「平穏な状況のもとで採決が行われたわけではない」という声が出されるなど、やり方も異常な強行です。山本農水大臣の国会軽視の相次ぐ暴言が放置され、徹底審議もされないままに強行する。国民の声もルールも踏みにじる暴挙を認めるわけにはいきません。

4日は福島県内で農家、JA、らくのう組合を訪問し、TPPがどういう影響を及ぼすことになるのか話をお聞きしていたところでした。「真綿で首を絞められるよう。農業に希望が持てなくなる」「先が見通せなくなる。後継者がいなくなる」などの声が次々出されました。その後参加した災害対策全国交流集会でもTPPは復興の妨げになるとして、強行採決への抗議の緊急決議があげられました。

国会前では連日座り込みが行われ、全国から多くの方たちが「TPP反対!」の思いを持って参加され、抗議の声をあげています。全国でも寒さが厳しくなる中、デモや集会や宣伝などが行われており、この声がTPPを強行しようとする陣営を追いつめています。参議院の党議員団では紙智子参院議員を先頭に、TPPが参議院での議論になった場合は徹底的に問題点を明らかにして国民のみなさんに知らせていこう、断固阻止しようと準備を進めています。みなさんの運動と結んで全力でがんばります。

「国会かけある記」(北海道・民報 11月7日掲載)