北海道コラム

2017.05.15 北海道コラム

声をあげ続け、「共謀罪」廃案へ

 前復興大臣が、大震災があったのが「東北でよかった」という暴言で辞任しました。この間、相次ぐ暴言について「かけある記」にも書きました。大臣だけでなく安倍政権に対する怒りでいっぱいです。安倍首相は「任命責任は自分にある」と言いますが、問われているのは任命責任だけではありません。相次ぐ暴言を認めてきたのは安倍首相自身であり、被災者を切り捨てる安倍政権の姿勢が問われています。

 切り捨ててきたのは被災者だけではありません。国民の声が踏みにじられています。安倍首相は憲法9条に3項を設けて自衛隊を明記する改憲を行い、2020年の施行を目指すと表明しました。審議すればするほど疑問が出てくる「共謀罪」法案を、自民、公明、維新が強行しようとしています。国会前では連日「共謀罪は廃案!」の声があがり、道内でも、全国でも集会やデモが行われています。
 国民の世論と運動は政治を前に動かしています。5月5日、泊原発停止から5年を迎えました。毎週金曜日の道庁前抗議行動をはじめ、道内各地で再稼働に反対する行動が行われてきました。そして泊原発を再稼働させない連絡会が発足しました。どんなときでも声をあげ続けていることが再稼働を許さない大きな力になっています。
 市民と野党ががっちりスクラムを組んで、「共謀罪」法案廃案へ、戦争する国づくりに突き進む安倍政権を退陣に追い込むため全力でたたかいます。