北海道コラム

2017.06.05 北海道コラム

民主主義を求める流れは止められない

 先月、つどいに呼んでいただきライラックの咲く札幌にうかがいました。つどいでは、久しぶりの再会を喜びあい、初めての出会いがあり、「コラム、いつも読んでいるわよ」と声をかけて下さる方もいて、大変励まされました。衆院法務委員会で共謀罪法案が強行採決された直後ということもあり、必ず廃案に追い込もうと決意しあう場になりました。

 つどいの合間をぬって、畠山和也衆院議員と街頭から訴えると、「安倍政権倒してほしい」と声をかけて下さる方が。集会やデモ、街頭からの訴えが広がるなかで、共謀罪法案がどんな法案か、安倍政権のあらゆる分野での暴走、国政の私物化の実態などが知られるようになり、怒りが広がってきているのだと感じました。北海道新聞による全道世論調査では、安倍内閣の支持率が下落し、「支持しない」との回答が大きく増え、五七%にものぼっています。
 共謀罪法案の審議が参議院で始まりました。政府は「共謀罪は人権を制約する」と国連が懸念を示していることにまったく答えないという異常な態度をとり、参院の論戦で一般人が広く監視対象となる危険が明らかになっています。
 原発再稼働反対!安保法制反対!など、政府は声をあげる市民が広がることをおそれているからこそ共謀罪を強行しようとしています。民主主義を求める流れは止めることはできないということを、市民と野党のたたかいで示そうではありませんか。共謀罪を廃案へ!全力でがんばります。