道議団と日本原子力研究開発機構・幌延深地層研究センターに調査に行ってきました。住民との約束である「研究期間20年程度」という期限が迫るなかで、調査直前にセンターが研究期間を10年延長するという提案を行った直後の調査となりました。
前日に行った反対運動をするみなさんとの懇談では、「約束違反だ」「最終処分地になってしまうのではないか」という怒りが寄せられ、すでに抗議の申し入れが行われていました。
センター長は、さらなる延長を否定しませんでした。住民との約束は何だったのか。あまりにも不誠実です。注目が高まっていることから北海道新聞が取材し、留萌・宗谷版に掲載されました。
8月は、日本共産党国会議員団福島チームの調査で、東京電力福島第一原発立地町の双葉町と大熊町にも行きました。双葉町は避難指示が解除されておらず、3.11のときのままの状態です。役場も見せてもらったのですが、地震で散乱した書類、時計も地震直後の時間のまま止まり、屋上からは隣接する放射性廃棄物の中間貯蔵施設が見えました。
これだけの事故を起こしておきながら、安倍政権は原発再稼働に突き進んでいます。原発を動かせば出る核のゴミ。この核のゴミの処分も、非常に難しい問題を抱え、専門家の英知を結集して研究・開発をすすめることが必要な状況です。
一刻も早く原発ゼロの政治決断と再生可能エネルギーの転換を。みなさんとさらに運動を広げたいと思います。
北海道コラム