北海道コラム

2019.11.04 北海道コラム

安倍首相の「任命責任」を問う

 政治とカネの問題で、6日間に2人の大臣が辞任をする異常事態が起きています。問題大臣はこの二人だけではありません。大学入試への英語民間試験の導入をめぐって、教育の機会均等を否定する「身の丈」発言を行った文科大臣、「雨男」発言の防衛大臣など憲法も国民もないがしろにされています。安倍首相は「任命責任」があると言うだけで、その責任をどうするのかも説明を一切果たしていません。1日、国会では野党緊急全議員集会で、そろって怒りの声をあげました。怒りの声がひろがるなかで、英語民間試験の導入が延期。高校生や受験生、先生たちの声が政治を動かしました。衆議院でも参議院でも予算委員会での集中審議が行われます。野党が結束して、徹底的に真相究明、首相の責任を究明していきます。
 10日投開票の福島県議選の応援に連日入っています。安倍政権への怒りが次々寄せられます。相次ぐ台風・大雨で甚大な被害が発生したいわき市で、一人の方がじっと訴えを聞いてくれ声をかけると、「台風で家が浸水した。生活再建は重大な問題だが、今の政治はどうなっているのか。大臣が次々辞めていく。こんな政治は我慢ならない。安倍政権を終わらせてほしい」と話してくれました。さらに被災者にも重くのしかかる消費税増税の負担に悲鳴があがっています。市民と野党の共闘をさらに前へ。野党がともに新しい政権を。政治を変えるために、引き続き国会でも奮闘したいと思います。