北海道コラム

2019.10.14 北海道コラム

救援最優先に、政治が責任果たす

 台風災害で亡くなられた方々に心からのお悔やみと、被災された方々にお見舞いを申し上げます。台風15号に続き、19号の被害も甚大で広範になっています。
 13日、福島県内を走り、被害が大きかったいわき市へ。冠水した地域と避難所にうかがいました。「木の上や車の上に避難した人もいた」「断水でトイレも困るし、泥を洗うこともできない。早い復旧を」「介護が必要な家族を預かってくれるところはないか」など、次々、要望が出されました。救援を最優先に、くらしと生業の再建に政治が責任を果たすようしっかり求めていかなくてはなりません。
 現場では、党員の方々が自ら被災しながらおにぎりを握り、それを配り、声かけを行なう姿に胸が熱くなりました。この奮闘にしっかり応えたい。
 4日から始まった臨時国会では、台風15号被害への対応で大規模な停電がなぜ起きたのかも大問題になっています。胆振東部地震でのブラックアウトの教訓はどう生かされたのか。そして東京電力がこの間、設備の保守点検などのための予算と人員を削ってきたのではないか、それは原発再稼働に予算と人員を割いているからではないのかも問われます。
 原発をめぐっては、関西電力の原発マネー還流疑惑も大問題です。「異質な危険」をもつ原発は「異質の癒着」を招く。その通りだと思います。原発推進の政治を終わらせる政治決断が問われています。まずは、徹底的な真相究明のために力を尽くします。