北海道コラム

2021.07.12 北海道コラム

命、くらし、営業を守る政治へ

 熱海で発生した大規模な土石流。亡くなられた方にお悔やみを、被災されたすべての方々にお見舞いを申し上げます。日本共産党はすぐに対策本部をたちあげ、現地の党組織や議員と連携しながら、現場に足も運んで、寄せられた要望を国や自治体に届けてきました。道内では救援募金の取り組みも、紙智子参院議員、はたやま和也前衆院議員を先頭に行われています。相次ぐ豪雨被害。引き続き、一人ひとりに寄り添った支援を求めていきたいと思います。
 東京では4度目の緊急事態宣言が出されました。そのもとで菅政権は、東京五輪を強行しようとしています。オリンピックをめぐって、首都圏の1都3県が無観客、子どもたちの観戦も無観客の場合は中止となりました。北海道も有観客から一転して無観客となりました。市民が声をあげたことが、政治を動かす大きな力となっています。今度は「オリンピック中止、命を守ろう」という声をもっと広げて、菅政権に決断を迫ろうではありませんか。
 やらなくてはならないのは、コロナ対策に集中することです。コロナ担当の西村大臣が、酒類を提供する飲食店が休業要請に応じない場合は、店の情報を金融機関に提供すると発言し、怒りが広がりました。政府は飲食店や事業者がどんな思いで営業を続け、廃業を余儀なくされたのか、その苦しさが分かっていません。十分な補償こそ必要です。国民の命、くらし、営業を守る政治へ。総選挙で政権を変えなくてはなりません。