米価の下落が深刻になるなか、JAが概算金を決定したことをうけ、先日、米農家の方から話をうかがいました。1俵1万円を割り込む状況のもとで、「これだけ下がるのは想定外。みんなが食べる米を作っているのに、労賃も出ないとはどういうことなのか。生活できるようにしてもらわないと米をつくれない」「このままでは米を作ってくたびれただけ。これでは後継者もできない。儲けようとしている訳じゃない。米を作り続けられるようにしてほしい」など、怒りが寄せられました。
日本共産党は8月に、紙智子参院議員を先頭に、米価下落対策として、政府が米を買い上げ市場から隔離することや、コロナ禍で困窮する方々に食料支援を行うことなどの緊急対策を政府に求めました。対応した農水副大臣は、「農家が米を作りすぎているからだ」と答えたといいます。農家に転作や減反を押し付け、米が余っているといいながら、一方でミニマムアクセス米77万トンも輸入し、農家を苦しめてきたのは政府ではないのか。
耕作放棄地が広がるなか、「自分が米を作るのをやめてしまったら、地域が荒れてしまう。作るのをやめてしまったら、元に戻すのは簡単ではない」という声も寄せられました。災害が続き、コロナ禍で食料を海外に依存していていいのか問われるなか、水田を守り、農業を守ることが重要になっています。
農業を壊す自公政治から、農業を守る政治へ変える総選挙に。みなさんと力を合わせたいと思います。
北海道コラム