北海道コラム

2022.04.18 北海道コラム

侵略を終わらせるために

 先日、札幌で「9の日アクション」、札幌中央地区・後援会のみなさんとロシアによるウクライナへの侵略に抗議する宣伝を行いました。
 市民への無差別攻撃が激化し、犠牲になる姿にいてもたってもいられない思いは、みなさん、同じだと感じます。足を止めて訴えを聞く方、配ったチラシを掲げてアピールする方など、返してくれる反応が印象的でした。ウクライナ支援募金にも多くの協力があり励まされました。
 日本共産党にはすでに一億円を超える支援募金が寄せられ、新たに赤十字に募金をお届けしました。今できることはすべてやる。そして国際社会と連帯し、世論でプーチン政権を包囲する。侵略を終わらせるために力を合わせたい。
「銀のしずく降る降るまわりに」ではじまる『アイヌ神謡集』。「知里幸恵・銀のしずく記念館」にうかがいました。今年は知里幸恵没後100年、翌年発刊されたアイヌ神謡集は世界の言語に訳され愛されています。
 国の同化政策で土地や資源を奪われ、言葉や文化風習までも禁止されたアイヌ民族。ウポポイでは、そうした歴史を知らせる展示は不十分です。推進法では先住民族だということは認められましたが、先住権は認められませんでした。国は差別政策を行い、民族としての権利を侵害し続けたことへの正式な謝罪を行っていません。
 アイヌの方が「なぜアイヌのことを取り戻すのか。望んでいないことをされたからだ」と話してくれました。この声に国は真摯にこたえるべきです。