北海道コラム

2022.09.19 北海道コラム

母校を訪れて

 出身高校から声をかけていただいて、授業で話をする機会がありました。初めてのことです。そもそもは学校新聞の取材依頼から始まりました。せっかく学校に来るのなら、授業で話してほしいと。高校時代の思い出や議員になったきっかけなどを話しました。
 通っていた高校はできたばかりで私は6期生でした。福島市内では当時男子校、女子高が多い中、共学で家から近かったことが決め手となりました。学校での思い出だけではなく、高校時代に影響をうけたことの一つは原水爆禁止世界大会に参加するために初めて広島を訪れ、被爆者の方の話を聞いたこと。戦争も核兵器もなくしたいという思いは活動の原点でもあり、だからこそ日本共産党に入党したこと。日本共産党は創立から100年の歴史をもち、作家の小林多喜二など、命をかけて戦争に反対した先輩がいることも話すことができました。
 民青同盟の県委員長をしていた時代はリーマンショックで若者の失業が大きな問題となり、署名を集めて県議会に請願を出し採択され、県として臨時雇用をつくったことなど、政治や社会は変えることができることを実感したこと、そして東日本大震災と東京電力福島第一原発事故について、原発をなくしたい、原発事故で被害にあった方々の声を国会に届けるために活動していることも話しました。政治は身近なこと、おかしいと思ったことに声をあげれば変えられること、少しでも伝わっていたらいいなと思います。