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2026.05.25 その他

アイヌ遺骨返還推進せよ/第6次男女共同参画基本計画は後退 包括的施策が必要(参院決算委)

 日本共産党の岩渕友議員は25日の参院決算委員会で、アイヌの人たちの切実な要望を無視し、アイヌ施策推進法の改正に背を向ける政府の姿勢をただしました。

 岩渕氏は、盗掘され国内外に保管されているアイヌの遺骨返還を求める訴訟などが後を絶たない実態を指摘。2007年に先住民族の生存、尊厳、福祉のための最低基準を定めた国連宣言に沿った具体化を行うことが政府の責任だと強調し、アイヌ施策推進の改正を行うよう求めました。

 岩渕氏がアイヌの遺骨返還状況をただしたのに対し、渡邊輝内閣官房アイヌ総合施策推進室室長は、政府が把握している2091体のうち、祭祀(さいし)継承者に2体、出土地域に202体返還されたと答弁。岩渕氏は「全体のわずか10%だ」「遺骨が故郷に帰れない、こんなに悲しく苦しいことが許されるのか」と訴えました。

 オーストラリアは先住民族の遺骨や祭礼具の返還のため、出どころの調査や資金助成を行い、国内博物館8施設が協力体制を取る場合もあると紹介。昨年、日本共産党の紙智子参院議員(当時)が、オーストラリアと比べ遅れている日本も海外での遺骨返還の動向把握をすべきだと求めたのに対し、当時のアイヌ担当相が「研究したい」と答弁したとして、現状をただしました。

 黄川田仁志アイヌ担当相は「情報収集、検討作業を進める」とだけ答弁。岩渕氏は「今日までアイヌの方々に悲惨な経験をさせてきたのは国による強制移住と同化政策に他ならない。国が調査チームを設置するなど、率先し遺骨を返還しにいくくらいのことが必要だ」と強調し、政府の責任で遺骨返還すべきだと求めました。


 日本共産党の岩渕友議員は5月25日の参院決算委員会で、3月に閣議決定された「第6次男女共同参画基本計画」が女性差別撤廃委員会等でも重ねて指摘されてきた選択的夫婦別姓や最低賃金目標を削除するなど後退しているとして、黄川田仁志男女共同参画・女性活躍担当相に認識をただしました。

 黄川田担当相は「APEC(アジア太平洋経済協力会議)女性と経済フォーラム2026で日本の女性活躍の前進を象徴することとして、女性初の内閣総理大臣のもと強い経済の実現に向かっていると紹介したところだ。後退しているとは考えていない」と開き直りました。

 岩渕氏は、地方からの人口流出のうち、33道県は男性より女性の転出が多くなっていると指摘。「とりわけ10代後半から20代の女性の転出が多くを占めている。地域社会の固定的な性別観にかかわるアンコンシャスバイアス(無意識の偏見、思い込み)や低賃金、非正規雇用などを選択せざるを得ないような多岐にわたる問題解決が求められている。包括的な施策が必要だ」と主張しました。

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