しんぶん赤旗コラム

共闘広げ安倍政権退陣へ

 「安倍政権はいつやめるのか。どれか一つでも総辞職しなくちゃいけない問題ばかりじゃないか」―街頭宣伝でこう声をかけられました。隠ぺい、改ざん、ねつ造、圧力、セクハラなど、安倍政権のもとで次つぎ出てくる大問題に国民のみなさんの怒りが広がっていることを感じます。
 野党6党は与党に、麻生財務大臣の辞任、総理秘書官だった柳瀬氏の証人喚問など4項目の要求を突きつけていますが、ゼロ回答のまま。審議の前提を壊しているのは与党です。

 ところが野党抜きで審議し、「働き方改革」法案まで進めようとしています。「働き方改革」は裁量労働制の拡大をめぐってデータのねつ造が行われ、この部分が削除されましたが、長時間労働を加速させる高度プロフェッショナル制度や、過労死ライン超えの時間外労働を認める「働かせ方改悪法案」です。
 野党6党は一致結束し、国会内での合同決起集会を何度も開き、森友、加計、セクハラなど、野党合同ヒアリングは70回を超えました。これまでにはなかったことです。
 野党がここまで結束することを想定していなかったのか、与党はすっかり元気がありません。自民党幹部からも「麻生大臣辞任も一つの選択肢」という言葉が飛び出しています。野党を後押ししているのは国民のみなさんです。市民と野党の共闘を広げて安倍政権を退陣へ。私も頑張ります!