北海道コラム

2020.08.31 北海道コラム

共闘の要、日本共産党を大きく

 安倍首相が辞意を表明しました。突然で驚きましたが、持病が再発したとのことであり、体調の回復を願うものです。同時に、一刻も早く臨時国会を開いて首相を決め、最大の課題となっている新型コロナウイルスへの対応について審議をしなくてはなりません。
 安倍政権のもとで、国民の声を聞かない政治、嘘とごまかしの政治、憲法を壊す政治が行われてきました。印象深いのは、東京電力福島第一原発事故は「アンダーコントロール」とした発言。安倍政権のもとで原発事故を終わったことにする福島切り捨てが進められてきました。しかし、それを許さないという運動、「原発ゼロ」の声が大きく広がっています。
 辞意表明直後のつどいでは、「森・加計や桜を見る会の問題をこれからも追求してほしい」「公文書の改ざんで国家公務員が亡くなったことは重い。調査を求める世論を大きくする必要がある」などの意見が出ました。辞任表明で全てを終わりにさせるわけにはいきません。「次の首相は誰かということばかりが話題になるが、誰がやっても同じ」という意見も出ています。候補に名前があがっているのは、安倍政権を支え、結局は安倍首相に従ってきた人たちです。自民党政治そのものを終わらせる。新しい政治をつくるチャンスです。そのカギとなる市民と野党の共闘を広げ、その要となる日本共産党を大きくするために引き続き力を尽くします。