北海道コラム

2020.09.21 北海道コラム

野党連合政権を見据えて

 3ヶ月ぶりに開かれた国会はたった3日間で閉会となりました。野党は、コロナウイルスの感染をどう食い止めていくのか、コロナの影響から国民のいのちとくらし、生業をどうやって守るのか、国会で審議する必要があるとして3ヶ月の会期を求めました。
 18日には、ジャパンライフというマルチ商法の会社の元会長などが逮捕されました。ジャパンライフといえば、「桜を見る会」に招待された幹部が、安倍前総理や菅総理と撮った写真を利用して勧誘を広げ、被害を拡大させたのではないかと大問題になっています。菅総理は「桜を見る会は中止する」と言いましたが、それで様々な疑惑を幕引きさせる訳にはいきません。審議しなければならない問題は山積みです。すぐにでも国会を開けという声を広げていきましょう。
 臨時国会では、立憲民主党から「菅内閣を倒し、政権交代実現のために連携を強めたい」と要請があり、共闘をさらに発展させ、自公政権に代わる野党連合政権をつくる意思を示し、枝野氏に投票しました。共産党が首相指名選挙で1回目から他党の党首に投票するのは22年ぶりです。野党連合政権を見据えて首相指名を行うところまで、共闘が進んできました。
 行き詰まった安倍政権を継承するような政治を終わらせ、新しい社会をつくるためにも、野党共闘の前進と、ブレずに共闘を貫いてきた日本共産党そのものを大きくするために、さらに頑張ります。