北海道コラム

2026.06.01 北海道コラム

食の安全守る

 農林水産委員会で食の安全について質問しました。
 一つは人口甘味料の問題です。スクラロースなどの人工甘味料は、砂糖に換算すると約30万トン相当も輸入され、北海道のてんさいなど国産原料で生産する砂糖に重大な影響を与えています。この量には鈴木憲和農水大臣も驚いていました。スクラロースの多くが中国から輸入されていますが、添加物指定された当時は発見されていなかった不純物が含まれており、改めて安全性を確認するべきだと求めました。
 食育基本法改正案の質疑では、人工甘味料を含む超加工食品について質問しました。超加工食品は、菓子パンやスナック、清涼飲料水などのことで、医学雑誌には日常的な摂取が慢性疾患を招くおそれがあることなどが指摘されています。それでも、手軽で安い超加工食品を選ばざるを得ない実態があります。
 改正にあたっての超党派での議論では、「食育と言っても、そもそも食べることそのものが困難な実態がある」ことが議論されました。そこには長時間労働や低賃金、貧困などの問題が横たわっています。専門家が、「食生活での『選択』は、個々の自律的な選択のように見えてそうではない」と指摘していますが、その通りだと思います。
 背景には、企業の利益が優先される構造や低すぎる食料自給率の問題などがあります。こうした構造に目をむけ改善を進めてこそ、食育や食生活の改善につながるのではないでしょうか。