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2026.07.09 その他

備蓄米の買い戻しを 参院委 岩渕氏、業者支援要求/農業と国民の利益損失 岩渕氏 南米EPA交渉中止を(参院農水委)

 日本共産党の岩渕友議員は9日の参院農林水産委員会で、米の需給緩和に伴って価格が急落していることに関連し、政府備蓄米の買い戻しとともに、逆ざやで大きな損失を被る事業者への支援を求めました。

 政府は2025年、64万トンの政府備蓄米を放出。輸入米が増えたことも手伝って、民間の米事業者の在庫は5月末の時点で前年同月比74万トン増の223万トンと、過去最大の水準です。

 岩渕氏は一刻も早い備蓄米の買い戻しを求めるとともに「米の業者からは、現時点で在庫があふれて秋に新米を入れる場所がないという声も寄せられている」と指摘。「宮崎の早場コシヒカリの集荷の価格が急落をしている。60キロ1万8000~1万5800円の値がついたとのことだ。このまま政府が手を打たなければ、農家や業者が甚大な損害をかぶることになる」と強調しました。

 岩渕氏は「このままでは4万円近くで仕入れたものを1万円台で売らなければならないと米の業者から悲鳴が上がっている」と指摘。「小泉前農水相は価格を下げると明言して備蓄米を放出した。これを全国の米の業者の経営判断、自己責任と言うわけにはいかない。政府は責任を逃れることはできない」と支援を求めました。

 鈴木憲和農水相は「主食用米を長期計画的に販売する取り組みを支援する措置などで需給の安定を図る」などと述べ、既存制度以上の対応をしない姿勢を崩しませんでした。


 日本共産党の岩渕友議員は9日の参院農水委員会で、南米南部共同市場(メルコスル、南米5カ国による関税同盟)と日本との経済連携協定(EPA)の交渉開始が発表されたことを受け、「農業と国民の利益を根本から脅かしかねない」と指摘し、交渉の中止を求めました。

 交渉相手はブラジルを含む国々で、牛肉や豚肉、砂糖など農産物の輸出大国です。国内の農家の間で、市場開放を危惧し不安が広がっています。

 岩渕氏は、外務省公表文書に「メルコスル側からは日本の農林水産品への市場アクセス改善が主要な関心であることを強調」とあることを示し、交渉対象となる関心事項のリストを示すべきだと求めました。

 鈴木憲和農水相は「外交上のやりとりについて言及することは差し控えたいが、センシティビティー(関税など保護が必要な品目)に配慮して国益にかなう交渉にしたい」と述べるのみでした。

 岩渕氏は、環太平洋連携協定(TPP)、日欧EPAなどが、自由化の水準を世界貿易機関(WTO)から格段に広げ、日本の農業の存立基盤を掘り崩すものだったことをあげ、相手方の関心事項、交渉による影響試算など、節目ごとの情報公開を要求。産業界の要望実現のために、国の農業を差し出すことは許されないと強調しました。

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